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内部統制

内部統制について

平成19年2月15日に企業会計審議会から「財務報告に係る内部統制の評価および監査の基準」公表されました。 また、平成20年6月24日には、「内部統制報告制度に関するQ&A」に新たな回答が追加されています。 (金融庁ホームページ)

財務報告に係る内部統制の評価および監査の基準」によると、内部統制とは、次の4つの目的を達成するために企業内のすべての者によって遂行されるプロセスとされています。


内部統制の4つの目的
1.業務の有効性と効率性
企業価値の増大という観点から、収益性を高め、無駄な投資を排除し、業務の有効性効率性を高めること
業務の有効性とは事業活動や業務の目的が達成された度合いを指し、
業務の効率性とは組織の目的達成にあたり、時間・人員・コスト等の資源が合理的に使用される度合いを指す
2.財務報告の信頼性
財務諸表・財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性のある情報の信頼性を確保すること
信頼できる財務諸表は資金調達をはじめとした全ての企業活動前提条件
3.コンプライアンス
事業活動に関わる安全基準の遵守や、法令等の遵守を促進すること
4.資産の保全
資産の取得・使用・処分が正当な手続・承認のもとで行われるように、資産の保全を図ること。 監査役の財産調査権と資産の保全に対する内部統制との関係を明確にすることを目的とする
内部統制の4つの目的

内部統制の6つの要素

「財務報告に係る内部統制の評価および監査の基準」には内部統制を構成する6つの基本要素も挙げられています。

1.統制環境

統制環境とは、倫理観、経営者の意向、経営方針などの組織の気風を決定し、組織内のすべての者の統制に対する意識に影響を与えるとともに、 他の基本的要素の基礎・基盤となるものです。具体的には次の事項が挙げられます。

  1. 誠実性および倫理観
  2. 経営者の意向および姿勢
  3. 経営方針および経営戦略
  4. 取締役会並びに監査役又は監査委員会の有する機能
  5. 組織構造および慣行
  6. 権限および職責
  7. 人的資源に対する方針と管理
内部統制:統制環境イメージ
2.リスクの評価と対応

リスクの評価と対応とは、組織目標の達成を阻害する要因を「リスク」として識別し、分析・評価するとともに、そのリスクへの適切な対応を行う一連のプロセスをいいます。 リスクが大きい業務にはチェックの仕組みを設けたり、内部監査の頻度を増やすといった対策を行う必要があります。

3.統制活動

統制活動とは、経営者や部門責任者などの命令・指示が適切に実行されることを確保するために定める方針・手続をいいます。職務分掌規定やマニュアルの整備、予算管理などの広範な方針・手続が含まれます。 統制活動は「リスクの評価と対応」の方針に従ったものでなければなりません。

4.情報と伝達

情報と伝達とは、必要な情報が識別・把握・処理され、組織内外や関係者相互間に正しく伝えられることを確保することをいいます。 特に、必要な情報が関係する組織や責任者に、適宜、適切に伝えられることを確保する情報・伝達の機能が不可欠です。 企業は外部からの情報に対しても適時かつ適切に把握し、関係部署に迅速に伝達するプロセスを整備する必要があります。

5.モニタリング

モニタリングとは、内部統制が有効・効率的に機能しているかを継続的に評価するプロセスをいいます。モニタリングにより、内部統制は常に監視・評価され、是正されることになります。 担当者やその管理責任者によって行なわれる「日常的モニタリング」と第三者による「独立的評価」の2種類があります。

6.ITの利用

ITへの利用とは、あらかじめ適切に定められた方針・手続を踏まえ、業務の実施において、組織目標の達成のため、組織内外のITに対し適切な対応をすることです。 特に、組織の業務内容がITに大きく依存している場合や情報システムがITを高度に取り入れている場合等には、内部統制の目的を達成するために不可欠な要素となります

内部統制適切な運用イメージ

適切な内部統制が存在し、かつ、それが適切に運用されることによって、業務の有効性や効率性が高まり、より良い品質の企業経営を行うことが可能となります。 また、株主、投資家や債権者等には、安心して投資や取引ができるかどうかの基準を示すことができます。


内部統制の実に際しては、ITによって構築された情報システムは大きな助けとなります。
従来的な内部統制では職務分掌によって業務実行者とチェック担当者を分離するといった「人を通じた相互牽制」が前提となっていましたが、 ERP、BPMやワークフローなどのビジネスプロセス系ツールを使えば、情報システムへの入力や、情報システムを通じた権限者の承認無しに業務が進む事のないようにすることができ、さらには業務遂行の記録を残すことにつながります。

内部統制実施,業務イメージ
内部統制_文書作成フェーズ_BD機能イメージ

『業務デザイナー』であれば、内部統制の監視・記録・統制を行うための業務規定書作成、業務手順作成、業務帳票作成などプログラミング不要で作成できる機能を備えているので便利です。


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